初音ミクに歌ってもらう手順(前編)
では、さっそく、SONAR X2 で作った曲を初音ミクに歌ってもらう手順について書いていきます。
まずは曲がなければならないので、とりあえず今回は、SONAR X2 で適当な曲を作ってしまいます。
例えば、ドラムだけでなくギターなどの楽器も使われていて、コード感のあるループファイルを使うと、数小節だけ試しにメロディを作るといったことも簡単にできます。
ブラウザの Media というタブから、選んだファイルをトラックビューのほうへドラッグして、そのクリップをのばします。
次に、MIDIトラックを用意して、ソフトシンセでボーカルのメロディを作曲します。
Plugins というタブの Instruments から、ソフトシンセを選んでトラックビューにドラッグします。
適当なソフトシンセで音をつければいいのですが、ボーカルに近いリード系の音にすると使いやすいクリップになります。
今回は、Cakewalk TTS-1 を使いました。
ピアノロールに書き込んだり、リアルタイム録音をしてMIDIトラックに書き込みます。
次に、こうして作曲したメロディをMIDIでエクスポートするために、クリップをMIDIグループクリップにします。
クリップ上で右クリックして、「クリップのグルーピング」をクリックします。
さらに、クリップ上で右クリックして、今度は、「グループクリップループ」をクリックします。
こうすると、クリップの情報をMIDIファイルとして、エクスポートできるようになります。
クリップを選択したあと、メニューのファイルから、エクスポートの「MIDIグループクリップ」をクリックして、ボーカルのメロディをMIDIファイルとして保存してください。
ここまでくれば、初音ミクに歌ってもらうまであと少しです。
後編に続きます。