SONAR X2 初心者向けブログ

SONAR X2 PRODUCER を使ってみて、つまづいた点とその解決方法をアップしていきます

SONAR X2 MIDIノートのベロシティを簡単に変えるには?

MIDIを打ち込んで、MIDIクリップができたら、次にしなければならないのは、ノートのベロシティ(音の強さ)の調整ですよね。

 

SONARを使いはじめたばかりの人も、MIDIクリップの中のノートをダブルクリックすれば、こんな表示が出て、ベロシティなどを調整できることは直感的にわかると思います。

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でも、この画面をいちいち開いて、ノートの一つ一つを編集するのは大変です。

それに例えば、ドラムのクリップだったらハイハットだけまとめて音を控えめにしたい、といったこともよくありますよね?

こういうときにどうすればいいのか、わたしにもかなりわかりづらかったです。

だから、今日はベロシティの編集方法を説明しようと思います。

 

まず、一つだけのノートのベロシティを簡単に変える方法ですが、スマートツール(星のマーク)を選択して、ペン先をピアノロールに表示されるノートの上辺に正確に合わせてみてください。

ちょっと細かい作業なのですが、小さな棒グラフのようなマークが表示されるポイントがあります。

そこが表れたら、左クリックをしたまま、上下にドラッグしてみてください。

ベロシティが変わります。

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写真では、スマートツールのペン先が写らないのですが、「Vel:113 (+12) [1個のノート]」という文字が表れているのがわかると思います。

Vel:113 はベロシティの意味です。

MIDIでは、音の強さを0~127の数字で表す決まりなので、この範囲でベロシティを選択します。

(+12) というのは、はじめのベロシティの値からどれだけ変化しているかという意味です。

[1個のノート] というのは、選択しているノートの数です。

 

次に、まとめて複数のノートのベロシティを変える場合ですが、まず、セレクトツール(矢印のマーク)を使って、ノートを選択しておきます。

そのあと、スマートツールに戻って先ほどと同じようにベロシティを変更します。

選択したノートのうちのどれか一つを変えればすべて変わります。

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 さらに、ベロシティを変えるときに、他のノートの大きさと比べながら視覚的に値を決めたい、といった場合は、ベロシティをピアノロールの下に表示させることもできます。

 

ピアノロールの上の部分にある、表示というところを左クリックして、「コントローラ表示部を表示」というところにチェックを入れてください。

すると、ピアノロールの下に、ベロシティを表した棒グラフが表れます。

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これで、ほかのノートの音の強さと比較しながら、適切なベロシティに変えることができます。