SONAR X2 Cyclone の使い方(初級編)①
一つ前の記事で、せっかくオーディオのループクリップを作ったので、この流れでCycloneの使い方を説明してしまおうと思います。
Cycloneというのは、SONARで使えるソフトサンプラーのことです。
Cycloneも他のプラグインシンセと同じように、PDFファイルでの説明はあるのですが(このブログの「マニュアル」カテゴリの記事を参考にしてください)、SONAR初心者であるわたしには、なかなかわかりにくいものでした。
だから、このブログでは初級レベルの簡単な使い方を説明してみます。
ちなみに、もっと詳しい上級レベルの説明をしているサイトもいろいろとあるので、興味がある人はそちらも探してみてください。
まず、サンプラーについてですが、サンプラーというのは、自分で好きな音源を登録して、MIDI鍵盤やパッドからそれらの音を出せるようにしたもので、自分で出す音を選べるピアノとかドラムみたいなものです。
SONARでは、Cycloneはソフトシンセと同じようにMIDIトラックで使うことができます。
画面右上にあるブラウザのPlugInsというタブの中の、Instrumentsの中にあるので、まずそれをトラックビューのほうへドラッグします。
この画面が現れたら、左上の枠のなかに、(前回の記事で作ったような)自分で作ったオーディオループクリップをドラッグします。
それから、その枠のすぐ上の再生ボタンを押してみてください。
ループクリップが再生されるはずです。
ただ、Cycloneを何度か使ってみた感じでは、このときうまく再生されないこともよくありました。
そういう場合は、いったんプロジェクトを閉じてまた開いてみるか、SONARを再起動してみてください。
クリップを枠の中にドラッグしてそれを再生できる状態になると、Cycloneの画面の真ん中へんの枠にそのループクリップの波形が現れます。
これは、このループクリップを作った時のループコンストラクションと、同じ設定でスライスされています。
次は、この中の好きな音を下の升目にドラッグしてください。
Padは16個あるので、好きなところに収めます。
Padは上の16個のPadにそれぞれ対応します。
ただし、横の並びは時間軸になっているので、1のところに入れないと、Padを押してもすぐ音が鳴りません。
それから、小さな白い出っ張りは、音の終わりを示すマークで、移動できます。
短い時間に2つ音を重ねて、ダダッ、といったような音にすることもできます。
また、横軸の数字はプロジェクトの拍と合わせることができます。
(その場合は、Padのところにある小さな時計のマークを点灯させます。)
だから、1拍ごとに音を入れておけば、1度Padを鳴らすだけで自動演奏をさせることもできます。
こうして、Padに入れる音を設定したら、上の16個のPadをそれぞれマウスでクリックして鳴らしてみてください。
設定したように音が鳴りましたか?
ここまでできたら、Cycloneの設定の半分は完了です。