SONAR X2 ドラムをMIDI鍵盤やピアノロールで入力するには?
曲作りに最低限必要な要素の一つがリズムを刻む音です。
いちばん使われる楽器がドラムですよね。
SONAR X2 には、プラグインシンセとして、SI-Drum Kit が入っています。
(画面右側にあるブラウザから、PluginsタブからInstruments を選択して、出てくるシンセの下のほうにあります。)
このドラムセットの音をMIDI鍵盤で入力できたら便利ですよね。
じつは、MIDIの仕様では、鍵盤でドラムが叩けるようになっています。
MIDIキーボードをピアノのように弾きながら、ドラムをリアルタイム録音することもできます。
では、その説明をしてみます。
MIDIでは、ドラムセットの音が鍵盤のどの音に対応するか、だいたい決まっています。
PCにMIDI鍵盤をつなげて、環境設定でMIDIの設定をしたら、黒鍵も含めて、C2(真ん中のドよりオクターブ下のドの音)から、B3(真ん中のドから上に、ドレミファソラシと、シまで進んだシの音)までを適当に弾いてみてください。
ドラムセットの音が鳴りますよね?
MIDIでは、C2がキック、C3がタム、F#2がハイハット、・・・といった感じで、この範囲の鍵盤がドラムセットの音に対応しています。
これは、SONARだけでなく、ほとんどの音楽ソフトで共通しています。
ただし、使われるサンプル音源がちがうので、音は変わります。
一つの楽器に対して複数のサンプル音源があれば、複数の鍵盤がその一つの楽器に割り当てられます。
そのへんは、DAWのソフトによりけりだと思います。
(ちなみに、ドレミファソラシは、アルファベットのCDEFGABに対応します。世界共通です。)
正確に、SI-Drum Kit のどの音がどの鍵盤に対応しているかを知るには、一度、ドラムトラックを、ステップシーケンサーで表示してみてください。
すると、縦にC2からB2まで、記号が並んでいます。
これは、先ほど書いたように、真ん中のドより1オクターブ下のドからシという意味なので、どこかを鳴らしてみてください。
すると、SI-Drum Kit のドラムセットの絵が動くので、どの音が鳴っているか、正確に把握できると思います。
そのあと、ピアノロールを表示させて、それぞれの音を入力してもいいですし、リアルタイム録音を使って、ドラムを入力することもできます。
ステップシーケンサーで入力する場合は、このまま、好きな音のボタンを点灯させていけば、リズムトラックを作ることができます。
ただ、慣れてくると、ピアノロールのほうがいろいろと便利かもしれません。
ピアノロール入力の例としては、下の図のように入力すれば、キックの四つ打ちということになります。
うまく説明できたかわかりませんが、こんな感じで、MIDI鍵盤をドラムの入力に使うことができるという説明でした。