SONAR X2 アルペジエーター(ARPEGGIATOR)を使うには?
SONAR X2 のアルペジエーターも魅力的な機能のひとつです。
アルペジエーターというのは、ある一つの音を押さえるだけで、その音を含む和音の構成音などを使って、適当な自動演奏をしてくれる機能です。
とくに、鍵盤が得意ではない人などにはとても便利な機能ですし、神秘的なシンセサイザーの音などでアルペジエーターを使っても、曲を引き立ててくれます。
しかし毎度のことながら、SONAR初心者には、まず、それがどこにあるのか、ということから、解説したほうがいいと思います・・・。
なんといっても、SONARは機能が多すぎて、まず「場所がわからない」というのがわたしのような初心者のつまづくところなので・・・。
アルペジエーターを表示させるには、まず、①アルペジエーターを使うMIDIトラックをクリックします。(当たり前といえば、そうなのですが、MIDIトラックでないと使えません。)
つぎに、②インスペクタ表示部の「ProCh(ProChannel)」というボタンを押します。
そして、③MIDIタブを開きます。
すると、画面はこう変わって、アルペジエーターが現れます。
アルペジエーターの細かい使い方は、ユーザーズ・ガイドに載っていますが、初心者向けに簡単に説明すると、まず、使いたいシンセのMIDIトラック上で右クリックをして、ピアノロールビューを表示させます。
つぎに、作っている曲の構成音やベース音などで音をつけてみます。
そして、アルペジエーターで好きなプリセットを選びます。
楽器ごとにファイルがあるので、シンセの音と近い楽器から選ぶと良いかもしれません。
そして、プロジェクトを再生してみると、プリセットを使って自動演奏をしてくれます。
さらに、MIDIクリップ上で右クリックして、「クリップにバウンス」を選択すると、選んだプリセットの演奏を、そのままピアノロールビューに表示してくれます。
これなら、少し気に入らないところがあったりしても、自分好みに演奏をアレンジすることができます。