SONAR X2 初心者向けブログ

SONAR X2 PRODUCER を使ってみて、つまづいた点とその解決方法をアップしていきます

SONAR X2 ソフトシンセの種類について

今日は、ソフトシンセの概要についてです。

トラックの作成に使える記事をだいたい書いてきて、次にどんなことを書こうかと考えてみたのですが、ミキシングについては詳しいサイトがいろいろとあるのと、音の調整になると、それなりのスピーカーやヘッドホンがないと意味がないということもあって、まずは、とにかく楽曲の制作に使える記事にしようと思いました。

そこで、SONARの魅力の一つであるソフトシンセについて、初心者向けに書いていきたいと思います。

 

まず、知っておかなければならないのは、SONARで使われているソフトシンセには、主に3種類あるということです。

これを知っていると、使うシンセを適切に選ぶことができます。

 

一つ目は、サンプラー系ソフトシンセです。

サンプラー系ソフトシンセの仕組みは、録音した音源(サンプル音源)を再生させて音を出す、というものです。

当然、このタイプのシンセは、使われている音源の質が重要になります。

SONARのプラグインとして入っているものでは、Cakewalk TTS-1、Roland GrooveSynth、SI-Drum Kit、などがそれです。

基本的には「音源を選んで鳴らす」という操作で使えるので、初心者にも使いやすいです。

 

二つ目は、アナログシンセサイザーをソフト化した、アナログソフトシンセです。

これは、サンプラー系ソフトシンセとちがい、音を波形から選んで作っていくことができます。

初心者にはちょっとだけややこしいかもしれませんが、音作りの自由度はとても高いです。

本物の楽器には敵いませんが、好みの音を自由自在に作ることができます。

もちろん、プリセットもたくさん用意されているので、そこから選んで、少しずつ自分好みの音に調整していくこともできます。

このタイプのシンセは、PentagonⅠ、PSYN Ⅱ、z3ta+、などです。

 

三つ目は、ウェーブテーブルシンセです。

これは、サンプラー系シンセと似ていて、サンプル音源を使っているのですが、そのサンプル音源を波形から調整していくことができるものです。

そのため、サンプラー系シンセよりも、音を変えていける利点があります。

ただし、波形をまったく変えてしまうことはできないので、音を作る上での自由度はアナログソフトシンセには劣ります。

このタイプのシンセは、D-pro、Rapture、DropZone、などです。

 

こんなふうに、ソフトシンセには3つの分類があるということを理解していれば、どのソフトシンセを使えば、自分の求める音にたどり着けるのか、わかると思います。

SONARには、ソフトシンセのPDFマニュアルもありますが(このブログの「マニュアル」カテゴリの記事を参考にしてください)、このブログでも、少しずつ解説していきたいと思います。