SONAR X2 FX Chain (初心者向けエフェクト)を使うには?
今日は、初心者向けのエフェクトについて書いてみます。
エフェクトはいろいろな種類があるし、細かい設定もあるし、とにかくどうしたらいいかわからない、というSONAR初心者も多いと思います。
そこでおすすめなのが、FX Chain です。
FX Chain というとなんだかむずかしそう、と思われるかもしれませんが、FX Chain の良いところは、すでにエフェクトがプリセットで用意されている点です。
もちろん、FX Chain は自分で作って設定することもできますが、まずは、用意されたプリセットを使うと、初心者にはエフェクトの種類や用途もわかったりして、なかなか便利です。
例として、今日は、シンプルなエレキギターのトラックに、ヘビメタなディストーションのエフェクトを設定してみます。
ギターを実際に弾いて、ギター入力のあるオーディオインターフェースから、直接オーディオトラックに録音してもいいのですが、とりあえず今日は、Cakewalk TTS-1で「Clean Gt」を使い、MIDIトラックでコードを鳴らしてみました。
次に、トラックのFX枠に、ブラウザからFX Chain を選んでドラッグします。
FX Chain は、楽器ごとにフォルダがあるので、今日は、「Guitar and Bass」のフォルダから「Chunks」を選びます。
すると、プリセットとして設定されたエフェクトが現れます。
「Chunks」というプリセットの場合は、
IN > TH2 Producer > TL64 TubeLever > Compressor > OUT
というように、複数のエフェクトがすでに適切に繋げられて設定されています。
上の図の青字のエフェクト名の部分をダブルクリックすれば、それぞれのエフェクトが現れるので、それをさらに自分で調整することができます。
それから、プロジェクトを再生してみると、Cakewalk TTS-1 のシンプルなギターの音色が、ディストーションのかかったヘビメタギターに変わります。
こんなふうに、エフェクトが設定されていると、とても便利ですよね。
FX Chainには、ギターとベース用以外にも、ドラムやボーカル用のフォルダもあるので、トラックやクリップに合わせて、好きなプリセットを選んでみてください。
以上が、初心者向けのエフェクトの説明でした。